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家系図の不思議

松崎整道居士 講演

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四 善い墓、悪い墓

墓所の敷石

従来墓地に草が生えるのを嫌い、また墓所をきれいにする目的でよく石を敷き詰める人があります。 しかしその家はだんだんと傾いてくるから不思議です。
墓所に石を敷き詰めてさえ家は傾くのに、コンクリートの墓所では到底未来がないものと 推断するのもまた決して不当の妄断でないことを確信しております。 ゆえにこの墓所の将来は大変興味をもって嘱目いたしている次第であります。

家運隆盛の墓の建方

それでは、どのような石碑石塔を建てればよいかということになりますので 参考までに一つ二つ標準となるものを述べて見ましょう。
しばしば申すとおり、石碑すなわちお墓は、家の相続のものであります。
しかしながらその家の相続などに関係なく、また子孫が続こうが続くまいが、 また栄えようが栄えまいがかまわないと言うなら、どのような墓を建てても自由です。
子孫が長く続いて栄えることを理想として希望するなら、それにかなうようにして建てるのが良いわけであります。
その家の先祖の墓が、その家相応のものであったならば、 それに習ってあとはそれを凌ぐような大きなものは決して建てないようにして、 同じくらいか、またはいささか遠慮して少し小さいくらいに建て、 以後は子々孫々これにならい代々順々に建てるのが良いのであるから、まず一代に一基は建つことになります。

先祖代々及何家累代其他俗名の墓を不可とする理由

近頃流行の先祖代々、または累代あるいは何家の墓、あるいはまた何の誰の墓などとするのを不可とする理由は、 先祖代々や累代では過去ばかりの表現で現在がない。ゆえに将来がないことになります。
また何家の墓ではそう言う家がこの世の中にあったということを残すに過ぎないことに鳴り、 また何の誰という俗名そのままの墓ではその人が生きている姿であり、成仏も覚束ないだけではなく、 前の何家の墓と同じく、そう言う名の人がこの世にいたということをやはり残すだけで、 それは因縁でやむを得ませんが、後がないことになるから注意を要します。 人は亡くなればその亡骸は埋葬されてなくなるのであるから、何の誰と言う生存中の名ではいけない。 必ず何々居士とか信士とか、または女子ならば、何々大姉とか信女とか、変化しなければなりません。 しかし、こちらは神道だ、耶蘇(キリスト教)だ、 ゆえに仏教のように法戒名がないのだと言うものも沢山あって、そのような墓を建てますが、 私の調べたところでは、その家があまり長く続いたものはありませんでした。 たまたまあってもそれは養子相続ばかりでありました。
この東京で青山そのほかの墓地に参りますと、爵位や勲等やその他位階を附し、 例えば何爵何等何位、陸または海軍大将何某とか、 またあるいは何官誰というように在官そのままの石碑を建ててあるものが多数あり、 これもまた子孫長久を祈るのに反することになります。
従ってこのような墓を調べると分かりますが、 子孫のない方が多く、多くは養子相続か、また子孫があっても気の毒なほど振るいませんから、 やむをえない次第であります。

善良な墓の建方

先祖代々、同累代、何家の墓または何某の墓が、不可であるならば如何にすれば良いかと言われるが、 大体には前に申したように、一基の石碑には両親すなわち夫婦の法戒名をだけを併記して祀るのを原則といたし、 家族の者で未婚の兄弟姉妹は一基に数名併記して祀り、また十四五歳以下の童男童女には、 私は地蔵尊を建てて、また十五歳以上の女子に限り、観世音の像を建てて祀っております。

墓石の選定方法とその色彩の撰び方

それから根府川石や仙台石、またはその他の自然石を使って墓を造る人が古来ずいぶん沢山ありますが、 この自然石の石塔のある家は、絶家となる家が多くありますので注意を要します。
ではどのような石が良いのかということになりますが、 私は石屋ではないので石については詳しい説明ができませんが、墓を調べた経験から申しますと, この関東では伊豆の小松と言う石が一番理想にかなっているようです。
白色の石は最も結構ですが、御影石を近年よく用いるものがありますが、 少し年数が経ちますとはねてしまって、文字が分からぬようになるから感心いたしません。
黒御影および黒色の石は、悪相ですから用いない方が良いでしょう。 小松石の次には新小松とか、三沢石とかまたは奥州の須賀川石などが良いように思います。

善き墓の寸法および様式

次に墓の大きさですが、これは身分相応がよく、昔は一般にごく小さなものであったが、 これも時代で、何も昔のような小さいものを是とばかりはしません。
時代相応ということも肝腎であるから、その辺のところもくみ取り、 試みに標準の寸法を申してみれば、竿石の丈は一尺七八寸より二尺二三寸ぐらいまでで、 幅は八寸ないし一尺までで、奥行きは七寸または八九寸とする。
台石は必ず二段とし、中段は幅一尺三寸ないし一尺五六寸まで、丈は八寸より一尺、下台は幅一尺八九寸ないし二尺二三寸、 丈は一尺以上一尺四五寸ぐらいまでを可とします。 近頃の石屋ではその下へ芝石と称し、丈四五寸の物を一枚用いますが、それは不用のものであります。
以上のもはただ一例を示したに過ぎません。

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